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zoom RSS 症候性肺血栓塞栓症患者における死亡の周術期リスク因子

<<   作成日時 : 2017/03/19 07:58   >>

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・周術期肺血栓塞栓症(PTE)は、手術を受ける患者に起こりうる致命的な合併症である。本研究は、PTE 関連死亡の危険因子を特定することを目的とした。

・本研究では、周術期 PTE をきたした患者についての日本麻酔科学会データベースから、最新 5 年間(2007?2011年)のデータを評価した。発症 30 日以内に死亡した患者と 30 日以上生存した患者を比較し、ロジスティック回帰分析を用いて独立危険因子を同定した。

・著者らは PTE をきたした 1894 人の患者を特定した。294 人の患者が 30 日以内に死亡し、1600 人の患者が 30 日間を超えて生存した。単変量解析では、PTE 関連の死亡は、性別が男性、年齢≧80 歳、寝たきり状態、外傷、心不全に有意に関連していることが明らかになった。生存は、抗凝固療法、肥満、最近の静脈血栓塞栓症の病歴と有意に関連していた。ロジスティック回帰分析では、性別が男性、年齢 80 歳以上、寝たきり状態、心不全、抗凝固療法を使用していないことが PTE 関連死亡の独立危険因子であることが明らかになった。

・著者らは、性別が男性、年齢≧80歳、寝たきり状態、心不全、抗凝固療法の非使用が、周術期 PTE 関連死の独立危険因子であることを見出した。したがって、寝たきり患者に対する適切な介入と、抗凝固薬を用いた血栓予防は、周術期 PTE 関連死亡率の低下に役立つ可能性がある。

[!]:性別が男性、年齢 80 歳以上、寝たきり状態、心不全、抗凝固療法の不使用が周術期 PTE 関連死の独立危険因子であると。

【出典】
Perioperative risk factors for death among patients with symptomatic pulmonary thromboembolism.
J Anesth. 2017 Mar 9. doi: 10.1007/s00540-017-2324-4. [Epub ahead of print]

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