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zoom RSS 非心臓手術における心血管リスク分類のための術前脳組織酸素飽和度を用いた予備研究

<<   作成日時 : 2017/03/14 07:14   >>

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・本前向き予備研究は、術前脳組織酸素飽和度が低いと、主要な非心臓手術後の転帰不良と関連するかどうかを評価した。

・年齢 60 歳以上、ASA-PS 3/4 の 81 人の患者が募集された。安静時脳酸素飽和度は、室内空気吸入時と酸素補給後に、脳酸素飽和度測定器を用いて記録した。主要評価項目は、死亡または重度の合併を合わせた 30 日重大有害事象であり、副次評価項目は 30 日間の新たに生じた機能障害であった。

・11 例(13.6%)が重大な有害事象をきたし、28 例(34.6%)は新たな障害をきたした。重大な有害事象をきたした患者とそうでなかった患者とで、室内空気吸入時の脳組織酸素飽和度は有意に異なっていた、67%(95%信頼区間[CI]65-70)vs 71%(95%CI 70-72、P=0.04)。新たな障害をきたした患者とそうでなかった患者群間には統計的な差異は見られなかった(70%〜74%、P=0.73)。室内空気下脳組織酸素飽和度は、重大な有害事象と有意に関連していた(オッズ比 1.36(95%CI 1.03〜1.79)、P=0.03)。飽和度≦68% は死亡または重症合併症の陽性尤度比 2.
2 を示した(P=0.04)。

・脳酸素飽和度測定が非心臓手術を受けることになった患者の心臓血管リスクを評価分類するために使用できるかどうかを確認するためには確定的な試験が必要である。



【出典】
A pilot study using preoperative cerebral tissue oxygen saturation to stratify cardiovascular risk in major non-cardiac surgery
Anesthesia and Intensive Care Volume 45, Issue 2, 202-209 March 2017

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