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zoom RSS 重症疾患小児の血糖値変動と予後

<<   作成日時 : 2017/03/15 07:11   >>

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・研究の目的は、集中治療在室(ICU)1 週間目の重症疾患小児の高血糖(血糖[BG]≧150mg/dl)、低血糖(BG≦60mg/dl)、変動性(低血糖症と高血糖症の存在)の発生頻度と、その死亡率、ICU 在室期間、臓器不全との関連性を見い出すことであった。

・研究デザインは、後ろ向き観察コホート研究であった。2003 年 3 月から 2012 年 4 月に成人/小児合同閉鎖 ICU に入院した年齢 18 歳以下の一連の小児。関連するデータは、診療録レビューと病院データベースから収集された。

・対象となった 258 人の患者のうち、単独の高血糖は 139人(53.9%)にみられ、死亡率や罹患率とは無関係であった。BG 変動を認めた患者は 76名(29.5%)、低血糖は 9 名(3.5%)の患者で見られた。 BG 変動は、多変量解析で多臓器不全と独立して関連していた(調整オッズ比[OR]:7.1; 95%信頼区間[CI]:1.6〜31.1)。BG 変動のあった患者は、ICU 在室期間が長かった(11日 vs 4日、ログランク検定、P=0.001)。インスリンの使用が、変動の発生と関連していた(調節 OR:3.6; 95%CI:1.8〜7.0)。

・重症疾患小児では、血糖値異常が頻繁に観察された。BG の変動は、多臓器不全と ICU 在室期間の増加と関連していた。

【出展】
Blood glucose variability and outcomes in critically ill children
J Crit Care Med 2017;21:122-6

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