肥満患者で喉頭展開時間延長時の無呼吸酸素化:経鼻酸素投与の無作為対照研究

Apneic oxygenation during prolonged laryngoscopy in obese patients: a randomized,controlled trial of nasal oxygen administration
Journal of Clinical Anesthesia,Volume 22,Issue 3,Pages 164-168

・肥満患者で模擬的喉頭鏡検査中の動脈血酸素飽和(SpO2)≧95%時間に与える経鼻酸素投与の影響を調査した。

・前向き無作為対照試験。大学病院で全麻を受ける肥満男性患者30人を対象に、十分な前酸素化の後、完全静脈麻酔下、無呼吸の間、半数の患者は経鼻酸素投与を受けながら、模擬的喉頭鏡検査を実施した。SpO2≧=95%の時間は、最大6分まで測定した。また、SpO2最低値とSpO2100%に回復する時間(再飽和時間)が記録された。

・経鼻酸素投与によって、SpO2≧95%時間は有意に延長(5.29±1.02 vs 3.49±1.33分)し、6分の時点でのSpO2≧95%の患者数は有意に増加(8 vs 1人)、SpO2最低値の有意に上昇(94.3±4.4% vs. 87.7±9.3%)した。再飽和時間には、群間差はなかった。

・肥満患者で喉頭鏡検査が長引いた場合、経鼻酸素投与は、SpO2≧95%の頻度と時間の有意な増加と、最低酸素飽和度を高くできる。

[!]:このテクニックは、肥満患者だけでなく、病棟やICUでの呼吸不全患者に気管挿管する場合にも有用な方法である。覚えておくべし!

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