病的肥満患者の麻酔導入にプロポフォール 350 と200mg の比較:無作為二重盲検予備試験

Comparative evaluation of propofol 350 and 200 mg for induction of anaesthesia in morbidly obese patients: a randomized double-blind pilot study
European Journal of Anaesthesiology June 2010 - Volume 27 - Issue 6 - p 572-574

プロポフォール3.png・肥満(症治療)手術を受ける病的肥満患者で、麻酔導入に、350 対 200mg のプロポフォールの効能と安全性を評価した。

・病的肥満患者(BMI範囲38-60kg/m2)20人に、麻酔導入に60秒以上かけてプロポフォール 350 または 200mg を無作為に投与した。BIS値、導入特性と循環動態パラメータを比較した。

・挿管時、200mg 群において、平均BIS値はより変化し、有意に高かった[53(範囲27-86)対 31(範囲18-52)、200mg 群対 350mg 群(P=0.01)]。200mg 群の 20% で、プロポフォールの追加投与が必要であったが、350mg 群では追加は不要であった。挿管時、200mg 群の患者 6 人で収縮期血圧が 160mmHg[平均162(範囲100-210)]を上回ったが、最初の 10 分間、350mg 群の平均血圧は多くが目標範囲にあった[平均122(範囲90-170)](P=0.01)。維持量を開始した途端、350mg 群の 1 人の患者は、収縮期血圧の著明な低下(60mmHg 以下)をきたした。心拍数には有意差はなかった。

・プロポフォール 200mg は病的肥満患者には不十分な導入量であることがわかったが、維持量を 5 分以内に開始しないならば、(それによって一時的な心血管不安定性は防げる)350mg の導入量は更なる研究に値する。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック