子宮頚部癌に対する根治的子宮摘出術の罹患率と死亡率に及ぼす手術経験数の影響

・本研究では、子宮頸癌に対する根治的子宮摘出の合併症率と死亡率に与える医者と病院の手術経験数の影響を調べた。

・2003~2007 年に子宮頸癌に対して根治的子宮摘出を受けた女性患者を調べた。外科医と病院の手術経験数が罹患率と死亡率に与える影響を、多変量一般化推定方程式使用して調べた。

・根治的子宮摘出を受けた女性は合計 1536 人が確認された。手術経験数の多い外科医が治療した患者は、内科的合併症が少なく(OR=0.55; 95%CI、0.34-0.88)、在院期間が短かった(OR=0.49; 95%CI、0.25-0.98)。ケースミックスと外科医の手術経験数で調整後、病院の手術件数は、興味ある変数にはなんら独立した効果を持たなかった。

・手術経験数の多い外科医は、術後の内科的合併症が少なく、在院期間が短く、輸血の必要量が少ない。病院の手術件数は、根治的子宮摘出後の転帰にわずかな影響しか持たないようだ。

[!]:「手術は外科医の腕次第、たくさんやっている医者がうまい。」ということだ。麻酔科医にも当てはまるか!?
ケースミックス(Case Mix)とは、医療の共通語(ICD)を用いて重症度や資源必要度によって患者を分類する方法で、医療のパーフォーマンス測定や医療資源の効率的な配分に用いる。

【 出 典 】
The Influence of Surgical Volume on Morbidity and Mortality of Radical Hysterectomy for Cervical Cancer
American Journal of Obstetrics & Gynecology published online 18 April 2011.

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