SOFAスコアで救急部搬入時点で重症敗血症と低灌流のエビデンスのある患者の転帰を予測

The Sequential Organ Failure Assessment score for predicting outcome in patients with severe sepsis and evidence of hypoperfusion at the time of emergency department presentation
Critical Care Medicine: May 2009 - Volume 37 - Issue 5 - pp 1649-1654

・臓器不全は、敗血症の転帰を悪化させる。 SOFA(Sequential Organ Failure Assessment)スコアは、不全臓器の数と程度を数値的に定量化する。本研究では、救急部(ED)搬入時点で低灌流の証拠がある重症敗血症患者の転帰を評価する上で、SOFAスコアの有用性について調べた。

・人口 110,000人以上の都市部の三次救急センターでの前向き観察研究である。低灌流の証拠がある重症敗血症のED患者で、包含基準は、感染症の疑い、全身性炎症反応の基準二つ以上、輸液ボーラス投与後に収縮期血圧<90mm Hg か、乳酸値≧4mmol/l。除外基準は、年齢<18歳か、緊急手術が必要な場合とした。ED認知時点(T0)と、ICU入室72時間後(T72)にSOFAスコアを計算した。主要な転帰は、院内死亡率であった。 ROC曲線下面積を使用して、各時点でのSOFAスコアの予測能力を評価した。ΔSOFA(T0からT72へのSOFA変化)間の関係は、線形性がないか調べられた。

・2年間にわたって、年齢57±16歳(男性48%)の合計248人の被検者が登録された。全患者は、標準化された定量的蘇生プロトコルで治療された;院内死亡率は、21%であった。T0時点での平均SOFAスコアは、7.1±3.6ポイントで、T72時点で7.4±4.9ポイントであった。T0時点での院内死亡率を予測するためにSOFAのROC曲線下面積は、0.75(95%信頼区間0.68-0.83)であり、T72時点で、0.84(95%信頼区間0.77-0.90)であった。ΔSOFAは、院内死亡率と正の相関があると分かった。

・ED搬入時に低灌流のエビデンスのある重症敗血症患者にSOFAスコアを適用すると、院内生存率に関して価値ある予後情報を提供できる可能性がある。

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