パルスオキシメータから得られるPVIに基づく目標指向型輸液管理は乳酸値を下げ輸液管理を改善する

Goal-Directed Fluid Management Based on the Pulse Oximeter Derived Pleth Variability Index Reduces Lactate Levels and Improves Fluid Management
Anesthesia & Analgesia vol. 111 no. 4 910-914

・動的変数は輸液反応性を予測し、術中の輸液管理を改善できる可能性がある。パルスオキシメータのプレチスモグラムの変動(plethvariebility index;PVI)を表示して、術中輸液管理の指針とし、循環を改善できるかどうか乳酸値で評価して調査した。

・腹部手術予定の患者82人を無作為に2群に分けて、PVI群ではこれを指針として輸液管理を行ない、対照群では標準的ケアを行って比較した。全身麻酔導入後、PVI群は、晶質液500mLのボーラス投与と晶質液2mL/kg/hrの点滴を受けた。PVI>13%の場合は、250mlの膠質液を投与した。平均血圧>65mmHgを維持できるように血管作動薬を投与した。対照群では、500mLの晶質液の注入後は、輸液負荷とその平均動脈血と中心静脈圧に及ぼす効果に基づいて輸液管理を行った。術中・術後乳酸濃度、循環動態データ、術後合併症を前向きに記録した。

・術中の晶質液と総輸液量は、目標指向型PVI群で有意に低かった。乳酸濃度は、術中と術後48時間の時点で、PVI群で有意に低かった(P<0.05)。

・PVIを基にした目標指向型輸液管理は、術中の輸液量を減らし、術中・術後の乳酸値を減少させた。

[!]:PVIはいわばビジレオのSVVのパルスオキシメータ版だ。一般的なパルスオキシメータに装備されると動脈ラインなくても呼吸性変動が分かって、かなり便利になるよね。

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