循環血液量減少の麻酔下患者で動脈とプレチスモグラフから得られる波形解析
Arterial and Plethysmographic Waveform Analysis in Anesthetized Patients with Hypovolemia
Anesthesiology: July 2010 - Volume 113 - Issue 1 - pp 83-91
・動脈圧および酸素飽和度モニター波形の呼吸性変動は、前負荷増加に対する心拍出量反応性を良く予測できることが示された。軽度の血液量減少患者で、動脈および脈波波形変数の信頼性を評価した。
・血液希釈を受ける患者で、麻酔導入後、推定循環血液量(ECBV)の2%ずつを段階的に20%まで脱血して血液希釈を行なった。低血圧(収縮期血圧<80mmHg)を呈しない患者を研究した。動脈圧と脈波の波形を記録し、前値と各脱血後に、オフラインで分析した。収縮期動脈圧と脈圧の変動は、標準的な方法で分析した。脈波波形の変動と⊿POP(脈波振幅の差分)は、酸素飽和度モニター記録を用いて測定した。
・対象者は33人。ECBVの20%脱血後、収縮期血圧は11%減少し、心拍数は73から76bpmに増加した。収縮期圧および脈圧の変動は、ECBVの4%脱血後に増加した(P<0.005)。ECBVの20%脱血後、動脈圧と脈波変数の値は、約2倍になった。収縮期動脈圧の変動が、脱血中、最も信頼できる変数であった。脈波の変動は、ECBVの6%脱血後に、⊿POPは、ECBVの8%脱血後に有意に増加した。
・麻酔中の患者においては、動脈圧および飽和度モニターの呼吸由来の波形変数の変化は、軽度血液量減少の信頼できる指標である。酸素飽和度モニター脈波の波形は、より高度な血液量減少においても、正確に動脈圧波形を反映する。
[!]:脈波から得られる2つのパラメータがあって、
1.Plethysmographic waveform variation(「脈波の変動」と訳した);脈波波形のアンプリチュードの分散?
2.delta pulse oximetry plethysmography(「⊿POP(脈波振幅の差分)」と訳した);呼吸性に変動する最大アンプリチュードと最低アンプリチュードの差
・ Delta POP (%) = (POP(max) - POP(min))/[(POP(max) + POP(min))/2]
Anesthesiology: July 2010 - Volume 113 - Issue 1 - pp 83-91
・動脈圧および酸素飽和度モニター波形の呼吸性変動は、前負荷増加に対する心拍出量反応性を良く予測できることが示された。軽度の血液量減少患者で、動脈および脈波波形変数の信頼性を評価した。
・血液希釈を受ける患者で、麻酔導入後、推定循環血液量(ECBV)の2%ずつを段階的に20%まで脱血して血液希釈を行なった。低血圧(収縮期血圧<80mmHg)を呈しない患者を研究した。動脈圧と脈波の波形を記録し、前値と各脱血後に、オフラインで分析した。収縮期動脈圧と脈圧の変動は、標準的な方法で分析した。脈波波形の変動と⊿POP(脈波振幅の差分)は、酸素飽和度モニター記録を用いて測定した。
・対象者は33人。ECBVの20%脱血後、収縮期血圧は11%減少し、心拍数は73から76bpmに増加した。収縮期圧および脈圧の変動は、ECBVの4%脱血後に増加した(P<0.005)。ECBVの20%脱血後、動脈圧と脈波変数の値は、約2倍になった。収縮期動脈圧の変動が、脱血中、最も信頼できる変数であった。脈波の変動は、ECBVの6%脱血後に、⊿POPは、ECBVの8%脱血後に有意に増加した。
・麻酔中の患者においては、動脈圧および飽和度モニターの呼吸由来の波形変数の変化は、軽度血液量減少の信頼できる指標である。酸素飽和度モニター脈波の波形は、より高度な血液量減少においても、正確に動脈圧波形を反映する。
[!]:脈波から得られる2つのパラメータがあって、
1.Plethysmographic waveform variation(「脈波の変動」と訳した);脈波波形のアンプリチュードの分散?
2.delta pulse oximetry plethysmography(「⊿POP(脈波振幅の差分)」と訳した);呼吸性に変動する最大アンプリチュードと最低アンプリチュードの差
・ Delta POP (%) = (POP(max) - POP(min))/[(POP(max) + POP(min))/2]
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