卵アレルギーのある小児でのプロポフォールに対するアレルギー反応

Allergic Reactions to Propofol in Egg-Allergic Children
Anesthesia & Analgesia vol. 113 no. 1 140-144

プロポフォール4.png・卵や大豆アレルギーは、しばしばプロポフォール投与禁忌としてあげられる。免疫グロブリン(Ig)E-介在性の卵や大豆アレルギーの小児がプロポフォール使用後にアレルギー反応があるかどうか調査した。

・本研究では11年間にわたって後向きに(1999-2010)、IgE媒介性の卵・大豆アレルギーのある小児で、シドニーのWestmead小児病院でプロポフォールを投与された症例のレビューを行った。

・卵アレルギー患者28人が、43回のプロポフォール投与を受けていたことが確認された。プロポフォール投与を受けた大豆アレルギー患者はいなかった。21人の小児(75%)は男児であり、麻酔時の年齢の中央値は2.4歳で(範囲(1-15歳)、他のアトピー性疾患の存在はよく見られた(湿疹61%、喘息32%、ピーナッツ・アレルギー43%)。 大部分の小児(n=19(68%))で、卵白皮膚プリックテスト(SPT)に対する陽性反応(≧7mm)のエビデンスを伴う、卵に対するIgE介在性臨床症状の既往があった。彼らのうち2人は、卵アナフィラキシーの病歴があった。残りの小児(n=9、32%)は、有意なSPT陽性(≧7mm)のために卵をこれまで摂取したことがなかった。卵に対する全てのSPTは、プロポフォール投与12ヵ月以内に施行された。卵アナフィラキシーと複数の他のIgE介在性食物アレルギー(牛乳、ナッツ、ゴマ)既往のある7才男児で、プロポフォール投与の15分後に非アナフィラキシー性即時型アレルギー反応が見られた(n=1/43、2%)。プロポフォールへのSPTは、3mmで陽性であった。他の卵アレルギーの小児は、誰もプロポフォールには反応しなかった。

・現在のオーストラリアのラベルにある警告にもかかわらず、プロポフォールは卵アレルギーの小児にしばしば投与されていた。卵アナフィラキシーの既往がない大多数の卵アレルギーの小児では、プロポフォールは、安全に使用できそうである。

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