腹部大動脈瘤に対する血管内修復 vs 開腹手術

Endovascular versus Open Repair of Abdominal Aortic Aneurysm The United Kingdom EVAR Trial Investigators

Published at www.nejm.org April 11,2010

・腹部大動脈瘤に対する外科手術と比較して血管内修復の長期予後は不透明である。

・1999~2004年までイギリスの37病院で、腹部大動脈瘤(直径5.5cm)患者1252人を血管内修復か外科手術かのどちらかに無作為に;626人ずつを割付け、2009年末まで、死亡率、移植片関連合併症の有無、再修復と資源使用についてフォローされた。

・30日以内の手術死亡率は、血管内修理群で1.8%、外科手術群で4.3%であった(補正オッズ比0.39;P=0.02)。血管内修理群には動脈瘤関連の死亡率に関しては早期には利益があるが、致死的グラフト断裂など試験終了までにその利益は失われた(補正ハザード比、0.92;;P=0.73)。フォローアップ終了までに、何らかの原因による死亡率に群間差はなかった。(補正ハザード比1.03;P=0.72)。移植片関連合併症と再修復率は血管内修復群で高く、無作為割付後8年までに発生した新らな合併症とともに、総経費の増加となった。

・この無作為試験では、腹部大動脈瘤の血管内修復は、外科的修復よりも手術死亡率が有意に低かったが、長期的に見れば総死亡率や動脈瘤関連死亡率には差がなかった。血管内修復は移植片関連合併症と再修復率が高く、より高額を要した。

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