人工呼吸開始時の急性腎傷害はICU患者の長期人工呼吸の独立予測因子である

Acute kidney injury on ventilator initiation day independently predicts prolonged mechanical ventilation in intensive care unit patients
Journal of Critical Care published online 29 June 2011.


・本研究では、集中治療室(ICU)患者で21日以上の長期人工呼吸(PMV)となる予測因子を確認しようとした。

・2008年12月から2009年11月までRICUで後向き観察研究を行った。転帰測定項目は、PMVの発生であった。急性腎傷害(AKI)は、血清クレアチニン濃度がベースラインから50%以上の増加と定義され同定された。

・対象とした154人の患者のうち、41患者(26.6%)は、PMVをきたした。PMV患者は、非PMV患者と比較して人工呼吸(MV)開始日に、APACHE�スコアが高く、血清アルブミン濃度が低く、AKIを呈することが多かった。PMV患者は、ウィーニング準備日(DRW)までの人工呼吸時間が有意に長く、DRW時点でのRapid Shallow Breathing Indexが有意に高かった。多変量回帰分析では、PMVに対する独立危険因子は、MV開始日のAKI(オッズ比[OR]、5.630; 95%信頼区間[CI]、1.378-22.994; P=.016)、DRW前の長期の人工呼吸期間(OR、1.289; 95%CI、1.158-1.435; P .001)、DRW時点でのRapid Shallow Breathing Index高値(OR、1.012; 95%CI、1.003-1.021; P=.010)であった。

・MV開始日の急性腎傷害(の存在)は、21日以上のPMVの独立危険因子であり、これは臨床医がこれらICU患者の管理を改善するのに役に立つかもしれない。

[!]:Rapid Shallow Breathing Index. RSBI=RR(回/分)/VT(L):患者の補助なしの呼吸数(回/分)を1回換気量(L)で割って算出する。≦100でウィーニング成功を示唆する。.

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