カフ・リーク・テストの方法

ICU room Pearls:Cuff leak test

カフ・リーク・テスト

抜管後喘鳴を予測するために

抜管後喘鳴を予測するためのカフ・リーク・テストのやり方には少なくとも 3 つの一般的な方法があるが、どれも大規模な科学的な無作為試験では検証されていない。そして、文献は相矛盾する研究に満ちている。

【1】ベッドサイドでの大雑把な方法:カフのエアを抜いて、(気管チューブを塞いで、)手を口元に当てて呼気を感じる。(それって、残酷でない?)あるいは、頚部を聴診器で聴診して、リーク音を聴取する。

【2】吸気一回換気量と、気管チューブのカフを脱気した状態での呼気一回換気量の差を記録する。(6 回の連続呼吸でいずれか3回の値の平均を取る)カフ・リークが 110ml 未満なら抜管後喘鳴の可能性が高い。

【3】気管チューブのカフを脱気する前の呼気一回換気量と脱気後の一回換気量の差を記録する。それを脱気前の呼気一回換気量で除する。それが「カフ・リーク%」である。カフ・リーク%<10% の患者は喘鳴あるいは再挿管の危険性が高い。

文献には、喉頭部エコーなどいくつかの他の手法も記載されている。また、専門家は効果的な咳嗽によって分泌物を吐き出す能力をテストすることを勧めている。カフ・リークが少ないのは、上気道が狭窄しているからというよりは、実際にはチューブ周囲の分泌物が硬くなってこびり付いている場合もあることには注意すること。抜管中と抜管後直後の期間は、再挿管用の装備(気管切開セットを含む)がすぐに利用できるようにしておくべきである。

参考文献: 抄録・記事へのアクセスはクリック
1. Association between reduced cuff leak volume and postextubation stridor - Chest, Vol 110, 1035-1040
2. Measurement of endotracheal tube cuff leak to predict postextubation stridor and need for reintubation - J Am Coll Surg. 2000 Jun;190(6):682-7.
3. Laryngeal ultrasound: a useful method in predicting post-extubation stridor. A pilot study - Eur . Respir J 2006; 27:384-389
4. Predicting Extubation Failure - Is It in (on) the Cards? - Chest. 2001;120:1061-1063
5. Evaluation of the Cuff-Leak Test in a Cardiac Surgery Population - Chest. 1999;116:1029-1031
6. Evidence-Based Guidelines for Weaning and Discontinuing Ventilatory Support - Chest. 2001;120:375S-396S

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