陣痛中の静脈内レミフェンタニルPCAと硬膜外ロビバカイン/スフェンタニルの無作為比較

A randomised comparison of intravenous remifentanil patient-controlled analgesia with epidural ropivacaine/sufentanil during labour
International Journal of Obstetric Anesthesia Volume 20-2, P 118-123 (April 2011)

・μ-オピオイド作用薬レミフェンタニルは、急速な作用発現と消失、短い半減期を有し、無痛分娩時のIVPCAの魅力的な選択肢となる。本研究では、分娩中に、レミフェンタニルによるIVPCAと硬膜外ロピバカイン/スフェンタニルによるPCEAの有効性を比較した。

・妊産婦は、レミフェンタニルIVPCA(n=10)または硬膜外鎮痛(n=10)を受けるよう無作為割付けされた。観察者による鎮静スコアと共に、痛みと満足度スコアはVASによって1時間毎に評価された。副作用と新生児の転帰を記録した。

・1時間後、VASスコアは両群で有意に減少した(レミフェンタニル: -3.8±2.6、P<0.01; 硬麻:-6.7±2.0(P<0.01))。硬膜外群のペインスコアの減少は、すべての時点でずっとレミフェンタニル群よりも有意に大きかった。ペインスコアの減少は硬麻群では持続したが、レミフェンタニル群では時間とともにペインスコアは増加した。酸素飽和度は、硬膜外群と比較して、レミフェンタニル群では、処置1時間後の時点で有意に低かった(95.2±2.4% vs 99.0±1.1%、P<0.01)。分娩中と後の患者満足度スコアは、両群で同様であった。新生児の転帰に差はなかった。

・本研究の対象となた患者20人では、硬膜外ロピバカイン/スフェンタニルによる無痛分娩の方が、レミフェンタニルIVPCAよりも効果的であった。

[!]:硬膜外が留置できかなった場合に、フェンタニルによるIVPCAを使用しているが、フェンタとレミフェンタ、どっちがどうなんだろうか。日本の現状では、レミフェンタニルは全身麻酔にしか適応がないのでフェンタを使わざるを得ないのだが・・・。

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