挿管初心者による気管挿管でのエアトラックとマッキントッシュ喉頭鏡の学習曲線:臨床研究

Learning Curves of the Airtraq and the Macintosh Laryngoscopes for Tracheal Intubation by Novice Laryngoscopists: A Clinical Study

Anesthesia & Analgesia vol. 112 no. 1 122-125

・1943年にマッキントッシュが記載した曲ブレードの喉頭鏡は、気管挿管を補助する最も広く使われている器具である。エアトラック喉頭鏡は、気管挿管の新しい、ディスポーザブルの器具である。マネキン上で模した挿管シナリオでエアトラックとマッキントッシュ喉頭鏡の使用を比較した研究がいくつかある。本研究では、無作為抽出臨床試験でエアトラックまたはマッキントッシュ喉頭鏡を用いた喉頭鏡初心者による、気管挿管の習得と成績を評価した。

・気管挿管を必要とする外科手術予定の連続的な患者108人を対象とした。患者は、マッキントッシュ(n=54)またはエアトラック(n=54)喉頭鏡を使った気管挿管を受けるように無作為に割り当てられた。気管挿管は、どちらの喉頭鏡も使ったことのないレジデント1年生によって行われた。一次エンドポイントは、両群での気管挿管の所要時間と挿管困難スケールスコアであった。

・18人のレジデントが、プロトコルに参加した;9人ずつが各群に割り当てられた。各参加者は、同じ器具で少なくとも6回の気管挿管を行った。エアトラック喉頭鏡で挿管所要時間が短かったことに示されるように、マッキントッシュ喉頭鏡よりもエアトラックの方が急速に技術を習得できることを観察した。Student t検定によるデータ分析では、群間に有意差を認めた(P<0.001)。

・喉頭鏡初心者によって臨床研究現場で使われた場合、エアトラック喉頭鏡はマッキントッシュ喉頭鏡と比較して、急速な学習曲線を可能にする。エアトラック喉頭鏡は、初心者ユーザーからより使いやすいと判断された。

[!]:エアトラックやエアウェイスコープは確かに、マッキントッシュよりも習得が速いだろう;。しかし、救急外来や病棟などどこでも使用できるわけではないので、最終的にはマッキントッシュを習得しなくてはならない。その過程で、エアトラックやエアウェイスコープを使用して見ることがマッキントッシュだけで試行錯誤を繰り返すよりも、マッキントッシュ習得を加速できるのならよいことだろう。

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