成人心臓手術における転帰不良の予測因子としての術前の末梢血総リンパ球数

Preoperative Total Lymphocyte Count in Peripheral Blood as a Predictor of Poor Outcome in Adult Cardiac Surgery

Journal of Cardiothoracic and Vascular Anesthesia published online 28 Feb. 2011.

・本研究の狙いは、心臓手術後の合併症と死亡の予測因子として術前の末梢血総リンパ球数の予後的価値を調査した。

・ノボシビルスク州Circulation Pathology研究所(単施設)での、2009年に人工心肺下に手術を受ける全成人を対象とした後ろ向き観察研究である。

・患者集団は、人工心肺下に手術を受ける1,368人の患者であった。患者特性、病院死亡率、術後合併症、人工呼吸時間、集中治療室の滞在日数と在院期間を分析した。術前の総リンパ球数1,500セル/μL未満は一変量(p<0.0001)および多変量(p<0.044)解析によって有意に高い死亡率と関係していた。術前の総リンパ球数低値は、昇圧剤サポート頻度増加(p<0.001)、術後不整脈(p<0.001)、透析を必要とする急性腎不全(p<0.001)、長期人工呼吸(p=0.001)、長期集ICU滞在(p<0.001)、長期入院(p=0.007)と関係していた。

・術前の末梢血の総リンパ球数低値は、人工心肺下に手術を受ける心臓患者の複雑な術後期間の評価の役立つ予後指標である。

[!]:では逆に、末梢血の総リンパ級数を増加させるような術前処置を行えば予後改善につながるのだろうか?

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