OPCAB患者で胸部硬膜外麻酔は早期の転帰を改善する:前向き無作為対照試験

Thoracic Epidural Anesthesia Improves Early Outcomes in Patients Undergoing Off-pump Coronary Artery Bypass Surgery: A Prospective, Randomized, Controlled Trial

Anesthesiology: February 2011 - Volume 114 - Issue 2 - pp 380-390

・この2施設、非盲検無作為化対照試験では、オフポンプ冠状動脈バイパス手術を受ける患者で、胸部硬麻の早期の臨床転帰に与える影響を評価した。

・226人の患者は、全麻+硬麻(GAE)(n=109)または全身麻酔のみ(GA)(n=117)のいずれかに無作為化された。第一の転帰は、術後の在院日数であった。第二の転帰は以下の通りであった:不整脈、昇圧剤使用、挿管時間、周術期心筋梗塞、神経病学的事象、集中治療室滞在日数、ペインスコア、鎮痛剤必要量。

・2群間で基本的属性は同様であった。GAE群の1例の患者は死亡した。GA群と比較して、GAE群では有意に術後滞在日数中央値が短かった(5日、四分位範囲[5-6]日 vs 6日、四分位範囲[5-7]、危険率= 1.39、95%CI[1.06-1.82];P=0.017)。GA群に比してGAE群では、不整脈の発生率と挿管時間中央値の両方は、有意に低かった(それぞれ、確率比率= 0.41、95%CI[0.22-0.78]、P=0.006と危険率= 1.73(95%CI[1.31-2.27]、P<0.001)。GAE群の患者は、GA群でよりも術中に血管収縮薬を必要とする傾向があった(確率比率= 2.50、95%CI[1.22-5.12];P=0.012)。GAE群では、GA群と比較して、疼痛レベルが低く、モルヒネの使用量が少なかった(確率比率=0.07、95%CI[0.03-0.17];P<0.001)。

・オフポンプ冠状動脈バイパス手術を受ける患者で、胸部硬麻を全身麻酔に追加すると、術後不整脈の発生率を有意に減らし、疼痛コントロールと全体的な回復の質を改善し、早期抜管と早期退室を可能とする。

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