帝王切開で、硬膜外ブピバカイン+フェンタニルにマグネシウムを追加した効果

The effect of adding magnesium sulphate to epidural bupivacaine and fentanyl in elective caesarean section using combined spinal-epidural anaesthesia: a prospective double blind randomised study
International Journal of Obstetric Anesthesia Volume 19, Issue 4, Pages 401-404

マグネシウム46.png・脊硬麻は、定時の帝王切開術に一般的に用いられる。少量の局所麻酔薬をクモ膜下腔に投与することにより効果発現が早く、硬膜外投与によりブロック効果を延長することができる。本研究は、脊硬麻で定時の帝王切開を受ける患者で硬膜外ブピバカイン+フェンタニルに硫酸マグネシウムを添加した場合の影響を調べた。

・ASA-I・II の臨月の妊婦を対象として、全員クモ膜下に 0.5% 高比重ブピバカイン 2mL+フェンタニル 100μg、硬膜外に 0.25% ブピバカイン 10mL を投与し、無作為に、硬膜外に生食 10mL か、5% 硫酸マグネシウム 10mL を投与した。手術麻酔の質、低血圧の発生率、アプガースコア、術中疼痛の評価、術後疼痛の発現、鎮静スコア、副作用を術後に記録した。

・90 人の女性が対象となった。ブロックが T4 知覚レベルに達する時間、知覚ブロックが最高位に達するのに要した時間、最初の脊柱管内薬物投与してから手術開始までの時間に群間差はなかった。マグネシウム群の方が、運動神経ブロックが強く、筋弛緩をもたらした(P<0.05)。アプガースコアは、両群のほとんど全ての新生児で 7 点以上であった。低血圧、嘔気嘔吐の発生率と運動神経遮断持続時間については群間に有意差はなかった。マグネシウム群では、シバリングが少なく、術後痛の発現が遅かった(P<0.05)。

・脊硬麻下に待機的帝王切開を受ける女性で、硬膜外ブピバカイン+フェンタニルへのマグネシウムの追加は、術中の(筋弛緩)状態と、術後鎮痛の質を向上させた。

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