フルルビプロフェン・アキセチルは、β-EPレベルの増加に付随してフェンタニルの鎮痛効果を増強する

Flurbiprofen axetil enhances analgesic effect of fentanyl associated with increase in β-endorphin levels
Journal of Anesthesia published online 02, July 2011
・食道切除術を受ける患者で、フルルビプロフェン・アキセチルの術前投与とフルルビプロフェン・アキセチルとフェンタニルの術後併用投与の鎮痛効果、ならびに周術期血漿βエンドルフィン(β-EP)濃度を調べた。

・45人の患者は、3群に無作為に分けられた:A群:術前にフルルビプロフェン・アキセチル100mg、術後10μg/kgフェンタニル+偽薬10ml;B群:術前にフルルビプロフェン・アキセチル100mg、術後10μg/kgフェンタニル+フルルビプロフェン・アキセチル10ml;C群:術前10ml偽薬、術後10μg/kgフェンタニル+偽薬10ml。術後鎮痛は、輸液ポンプを使用しフルルビプロフェン・アキセチル and/or フェンタニルを含む静脈内点滴2ml/h(総量100ml)によって行われた。β-EPは、麻酔前(T1)、手術終了時(T2)、24時間後(T3)、48時間後(T4)に測定した。T3、T4(安静時)時点でのVASとレスキュー鎮痛薬トラマドールの必要量を記録した。

・T3とT4でB群のVASは、A群・C群より有意に低かった(P<0.01)。 A群のT2~T4のβ-EP濃度は、T1時点と有意には異ならなかった(P>0.05)が、B群のT3・T4でβ-EP濃度は有意に増加し(P<0.05)、C群ではT2で増加しT4で低下した(P<0.05)。B群のT3・T4でのβ-EP値は、A群・C群と比較して最も高かった(P<0.01)。B群のトラマドール消費量は、A群・C群よりも有意に少なかった(P<0.01)。

・これらの成績は、フルルビプロフェン・アキセチルは、β-EPレベルの増加に付随してフェンタニルの鎮痛効果を増強することを示す。

[!]:昔から言われていることだが、麻薬性鎮痛薬(中枢性)と消炎鎮痛剤(末梢性)の併用は効果がある。日本は静注で使用できる消炎鎮痛剤が少なすぎる。昔は、ソセゴン/レペタン+ヴェノピリンをよく使ったものだ。

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