帝王切開分娩の女性で術後鎮痛が分娩後尿閉に及ぼす影響

Effects of postoperative analgesia on postpartum urinary retention in women undergoing cesarean delivery

Journal of Obstetrics and Gynaecology Research first published online: 16 SEP 2010

・帝王切開で出産する女性に術後鎮痛を提供するためにいろいろな鎮痛薬と投与方法が用いられる。我々は、定時の帝王切開を受ける初産の女性で、分娩後尿閉(PUR)の発生率に関して、3種類の術後鎮痛法を比較した。

・150人の妊産婦で分娩後の最初の排尿後、膀胱残尿量を推定した。排尿後の膀胱残尿量150mLで定義されるPURに分類される危険因子を分析した。産科パラメータと術後の下部尿路徴候の発生率は、異なる術後鎮痛法を受けた女性の3群間で比較された:硬膜外ボーラス投与モルヒネ(EBM)、ロピバカイン-フェンタニル患者管理硬膜外鎮痛(PCEA)とペチジン筋注。

・PURの発生率は、EBM群(33.3%)で、ロピバカイン-フェンタニルPCEA群(15%)または筋肉内ペチジン群(16.7%)より高かった(P=0.038)。18人(12%)の産婦は、産後1日目に尿閉を解消するために導尿処置を必要としたが、全員退院前に自然排尿が可能となった。導尿が必要であったのは、他の2群(それぞれ、6.7%と3.3%、P=0.011)と比較して、EBM(21.7%)群で多かった。3ヵ月間のフォローアップ後、6人の女性(4%)には排尿障害が、7人の女性(4.7%)には排尿時痛があった。フォローアップ1年後ではEBM群の1人だけに残尿があり、PCEA群の1人には尿失禁があった。

・モルヒネによる硬膜外鎮痛は、帝王切開後尿閉と有意に関係していた。だが、それはその後の尿機能には影響を及ぼさなかった。

[!]:下肢~下腹部の手術で術後硬麻をするとほとんど患者で導尿の必要があるらしい(病棟看護師が言ってた!)。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック