ICU入室時間と死亡率の関係:系統的レビューとメタ分析

Association between time of admission to the Intensive Care Unit and mortality: a systematic review and meta-analysis

CHEST Published online before print April 23,2010

・ICUの組織的、職員配置は重症患者の予後に影響するとされる。ICUの職員配置はしばしば夜間と週末(オフアワー)に変わる。オフアワーに、ICUに入室する患者は死亡のリスクが高いのではないか?

・オフアワーのICU入室と死亡率増加に関係があるのか、系統的に文献をレビューした。病気の重症度を調整しながら、ICU入室時間と死亡率の間の関係を評価した研究を選んた。抽出された数値データは総患者数、各群患者数、各群死亡率と死亡の補正相対危険度とその95%信頼区間。

・10のコホート研究が、包含基準を満たし、6研究が週末入室を、8研究が夜間入室を評価した。統合分析で、夜間入室は死亡率を増加させなかった(OR:1.0[95%CI、0.87~1.17];p= 0.956)が、週末入室患者は、死亡率が有意に高かった(OR:1.08[95%のI、1.04~1.13];p:0.001)。夜間入室を評価した研究では不均一性が高かった。

・ICUに週末入室する患者は死亡率が高いようだが、夜間入室はそうではなかった。これは多くの病院で週末には職員配置数が少なくなり、ケアが低下することで説明できるかもしれない。夜間入室を評価している研究間で認められた不均一性は、その研究が行われた病院とICUの多様な組織的構造を反映していそうだ。

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