連続1196例のOPCAB後の即時抜管:実現可能性、安全性、どういう時に試みるべきでないかの予測因子

Immediate Extubation After Off-Pump Coronary Artery Bypass Graft Surgery in 1,196 Consecutive Patients: Feasibility, Safety and Predictors of When Not To Attempt It

Journal of Cardiothoracic and Vascular Anesthesia published online 01 November 2010.

・本研究では、オフポンプ冠状動脈バイパス(OPCAB)を受ける患者で、手術室で即時抜管(超迅速麻酔[UFTA])の実現可能性と安全性、そして、どういう場合にはそうるべきでないかを予測する判断材料について評価した。

・私立病院で、OPCAB手術を受ける一連の患者1196人に対し、麻酔科(3人の麻酔医)が4年間で行なった、即時抜管を評価した。特定の基準が満たされれば、全患者は即時の抜管に従うと思われた。患者は全身麻酔(UFTAプロトコル)下に、OPCABを受けた。

・1065人の患者(89%)は、抜管基準を満たしており、手術室でうまく抜管された。多変量解析によって、以下のような即時抜管を避ける独立予測因子が確認された:再手術(確率比率[OR]=3.9(p<0.001))、腎疾患の既往(OR = 3.1、p<0.0001)、糖尿病(OR = 1.7、p<0.007)、術前の大動脈内バルーンポンプ留置(OR = 7.4、p<0.0001)、全手術所要時間(OR = 3.7、p<0.0001)。抜管基準を満たした患者は、そうでなかった患者より院内での再挿管(2.5% vs 16%、p<0.001)、心筋梗塞(1.03% vs 4.58%、p=0.001)、腎不全(2.2% vs7.63%、p<0.001)、脳卒中(0.4% vs 2.29%、p=0.032)、死亡率(1.2% vs 10.7%、p<0.001)が低かった。

・UFTAは、OPCAB手術を受ける大部分の患者で可能で、安全である。術前と術中のデータから、即時抜管を試みるべきでない場合を予測できる。

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