硬膜外鎮痛は慢性閉塞性肺疾患患者の術後転帰を改善する

Epidural Analgesia Is Associated with Improved Health Outcomes of Surgical Patients with Chronic Obstructive Pulmonary Disease
Anesthesiology: August 2011 - Volume 115 - Issue 2 - pp 315-321

・慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者では、術後罹患率と死亡率が高い。硬膜外鎮痛(EDA)は、術後の転帰を改善するが、術後の肺機能を悪化させるかもしれない。COPD患者にとってEDAは有利なのかどうかは知られていない。本研究では、大きな腹部手術を受けるCOPD患者で全身麻酔に加えてEDAを行なった場合に有利かどうか調査した。

・本コホート研究は、大学医療センターで1995~2007年に大きな腹部手術を受けたCOPD患者の連続541症例を対象とした。EDAを受ける可能性を推定する傾向スコアを、多変量補正に使用した。主要転帰は、術後肺炎と30日死亡率であった。

・全身麻酔に加えてEDAを施行された患者は324人(60%)いた。術後肺炎の発病率(16% vs 11%; P=0.08)、30日死亡率(9% vs 5%; P=0.03)は、EDAを受けた患者の方が低かった。 補正後、EDAは術後肺炎について転帰の改善と関係していた(OR 0.5; 95%CI: 0.3-0.9; P=0.03)。最も強い予防効果は、最も重症型のCOPDで認められた。

・本研究は、大きな腹部手術予定のCOPD患者では、硬膜外鎮痛は術後肺合併症を減少させるというエビデンスを提供する。

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