成人の覚醒時興奮:2000人の患者での危険因子

Emergence agitation in adults: risk factors in 2000 patients

Canadian Journal of Anesthesia Published online: 5 June 2010

・成人患者2000人で全身麻酔後に術後興奮の発生率を決定し、関連する危険因子を調査した。

・2007年12月から2008年12月までに一施設で全身麻酔下に手術予定となった成人2000人を対象に、以下の危険因子を調べた:年齢、性、ASA-PS、手術の種類、麻酔法(吸入・静脈)、ネオスチグミンまたはドキサプラムの投与、十分な術後鎮痛、痛み、気管内チューブの存在と尿カテーテルの存在。

・興奮は、426人の患者(21.3%)に起こった。女性(16.1%)よりも男性(28.1%)で多く(P=0.017)、完全静脈麻酔(7.5%)よりも吸入麻酔(27.8%)後に多かった(P=0.001)。口腔と耳鼻咽喉科手術後に、他の術後より多かった。多変量解析では、覚醒時興奮と関連した最も重要な危険因子は、ドキサプラムの使用(確率比率[OR]=9.2;95%信頼区間[CI] 6.2-15.4;P=0.002)と痛み(OR=8.2;95%CI=4.5-16.9;P<0.001)であることを示した。他の原因は、気管内チューブや尿カテーテルの存在であった。十分な術後鎮痛は、より少ない興奮と関係していた(OR = 0.4;95%CI=0.1-0.4;P=0.006)。

・ドキサプラム投与、痛み、気管内チューブや尿カテーテルの存在は、術後興奮の最も重要な原因であるようだ。この合併症を避けるために、可能な場合はいつでも、静脈麻酔薬を使い、できるだけ早く気管内チューブと尿カテーテルを抜去し、十分な術後鎮痛を行なうことが推奨される。

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