成人での塩化スキサメトニウムと臭化ロクロニウム投与後の作用発現と挿管条件の評価

Evaluation of Onset of Action and Endotracheal Intubating Conditions After Suxamethonium Chloride and Rocuronium Bromide in Adults
J Anaesth Clin Pharmacol 2010; 26(3): 350-354

・塩化スキサメトニウムは、その効果発現が速い事、挿管のし易さ、効果持続時間の短いことから、まだ迅速な気管内挿管のための薬として選択の余地がある。しかし、その潜在的副作用により、代替となる薬剤開発の努力がなされ、その結果として迅速な気管内挿管において有望なロクロニウム臭化物が生まれることとなった。我々は、塩化スキサメトニウムと臭化ロクロニウム投与後の、作用発現と挿管条件を比較した。

・20~60才のASA-I・Ⅱの患者100人を対象に、二重盲検法で無作為に2群に分けた。全身麻酔の導入後に気管挿管のために、S群は塩化スキサメトニウム1.5mg/kgを、R群はロクロニウム臭化物 0.9mg/kgを投与した。筋弛緩剤投与後の作用発現時間、挿管条件、合併症を記録し、2群間で統計学的に分析した。

・S群の平均作用発現時間は50.08±3.98秒、R群は53.00±7.82秒(P>0.05)であった。挿管条件は、両群で同様であった。薬剤に特有の合併症はなかった。

・挿管困難が予想される場合を除けば、臭化ロクロニウムは0.9mg/kgの用量で1分以内の迅速な気管内挿管のために塩化スキサメトニウムの代替薬として適当である。

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