酸素濃度と麻酔中の進行性無気肺形成の特徴

Oxygen concentration and characteristics of progressive atelectasis formation during anaesthesia

Acta Anaesthesiologica Scandinavica first published online: 29 OCT 2010

・麻酔導入中に100%酸素で前酸素化を行うと結果として無気肺がよく起こる。前酸素化の間、酸素濃度を下げることで無気肺は減るが、この効果が麻酔の間、維持されるかどうかは知られていない。

・60%、80%または100%酸素濃度による麻酔の前酸素化と導入後に、酸素40%+窒素+PEEP=3cmH2の人工呼吸で麻酔を維持する間、無気肺形成の早期(0-14分)および、後期の時間経過(14-45分)を調査するために、繰り返しCTを行った。

・早期の時間経過においては、覚醒時と前酸素化開始後4、7、14分に60%、80%または100%の酸素濃度で、無気肺を調査した。覚醒時と7分では、無気肺形成範囲に差はなく、酸素濃度に関係なく7分と14分では有意差があった(p<0.05)。遅い時間経過では、80%酸素で前酸素化の後、無気肺形成範囲は、覚醒時と14分、14分と21分、21分と28分、最後に21分と45分の間では、すべて有意差があった(P<0.05)。

・前酸素化と麻酔導入後の無気肺形成は、酸素と時間に依存した。無気肺を減らすために麻酔導入中に、80%酸素を使う利点は、時間とともに徐々に減少した。

[!]:前酸素化と導入中だけ100%→80%にしても時間とともに無気肺はできちゃうからあまり関係ないということか。抜管前に純酸素にせずに(空気組成にしておいて)しっかり加圧することが大事だな。

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