TUR-Btを受ける患者で閉鎖神経 ブロックのための鼠蹊部アプローチを古典的陰部アプローチと成功率を

Comparison of the success rate of inguinal approach with classical pubic approach for obturator nerve block in patients undergoing TURB

Korean J Anesthesiol. 2011 Aug;61(2):143-147.

・脊椎麻酔下に行うTUR-Bt術中に、側壁にある腫瘍を電気的に切除する際に激しい内転筋収縮と不慮の膀胱穿孔をきたすことがある。そこで、内転筋収縮を予防するために、脊椎麻酔後に閉鎖神経ブロック(ONB)が必須となる。本研究では、ONBのための陰部アプローチと鼠径部アプローチの成功率と有効性を比較した。

・脊椎麻酔下にTURBをを受ける際にONBを必要とした患者102人を本研究の対象とした。脊椎麻酔後、神経刺激装置を使って鼠径部アプローチ(I群、n=51)または陰部アプローチ(P群、n=51)でONBを実施した。陰部アプローチでは、恥骨結節の横1.5cm、下1.5cmで針を刺入した。鼠径部アプローチでは、針は鼠径部皺 0.5cm下で、大腿動脈と長内転筋内縁との中点で刺入した。3回目の試技で内転筋痙縮が起こらなかった場合は、ブロックの失敗と定義した。穿刺頻度、成功率、解剖学的特性、術中の内転筋収縮の有無を評価した。

・P群に比べてI群のONB成功率は高く(96.1% vs 84.0%、P=0.046)、P群よりもI群の方が針の刺入回数は少なかった(1.8±0.9 vs 1.3±0.6、P=0.01)。

・ONBの鼠径部アプローチは、陰部アプローチに比較して、技術的に容易のようであり、ある程度の解剖学的優位性がある。

[!]:鼠蹊部アプローチの方が針先が皮膚から浅いところで閉鎖神経に到達するし、針の角度からして深さを調節しやすい気がする。

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