腹腔鏡下と開腹子宮摘出後の神経内分泌および炎症反応の比較

Comparison of the neuroendocrine and inflammatory responses after laparoscopic and abdominal hysterectomy
Korean J Anesthesiol. 2010 Oct;59(4):265-269.

・腹腔鏡手術は、従来の開腹手術よりも良好な臨床転帰と関係している。これは、組織損傷の大きさに関連があるかもしれない。本研究では、2つの外科手技の間で神経内分泌系反応および炎症性反応の差異について調べた。

・大きな内科疾患のない患者24人を、腹腔鏡(n=13)か腹式子宮摘出(n=11)を受けるよう無作為に割付けた。皮膚切開の前後と、腹膜閉鎖終了後、手術1時間後と24時間後に静脈血検体を採取し、インターロイキン6(IL-6)、CRP、コルチゾールの濃度を測定した。

・腹腔鏡子宮摘出群は血清IL-6とCRP反応からみて腹式子宮摘出群よりも炎症性反応が低値を示し、腹腔鏡子宮摘出群は在院期間が短かった(P< 0.05)。血清コルチゾール濃度は両群で類似した時間経過と変化を示し、群間に有意差がなかったが、血清IL-6とCRPピーク値は腹式子宮摘出群に比較して腹腔鏡群では有意に上昇が少なかった(P<0.05)。インターロイキン6の反応は、CRPの反応と有意な相関関係を示した(r= 0.796;P<0.05)。

・腹腔鏡下外科手術は開腹式子宮摘出に比較して内分泌学的代謝反応は大きくは変わらないが、IL-6とCRP値で測定された炎症反応を低く抑える。

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