心拍動揺性は脊椎麻酔中に高度除脈を発症する患者を特定するかもしれない

Heart rate variability may identify patients who will develop severe bradycardia during spinal anaesthesia
Acta Anaesthesiologica Scandinavica Article first published online: 8 NOV 2010

・脊椎麻酔中の心停止の発生率は、患者10,000人につき6.4+1.2人と報告されている。こ れら心停止の多くは、健康な若い患者の小手術に際して発生している。このことから、それらの何人かは回避できたのではないかという疑念を起こさせる。そこで、脊椎麻酔中に高度の徐脈を発生しやすい患者を特定するために、心拍動揺(Heart Rate Variability:HRV)値を調査した。

・脊椎麻酔下に定時手術を受ける、ASA-I・Ⅱの患者80人(21~60才)を研究対象とした。脊椎麻酔の前に25分間、HRVを評価した。HRV の2つのスペクトル成分を計算した:低周波(LF)成分と高周波(HF)成分。患者は、脊椎麻酔中に、徐脈が進展したかどうかによって分類された。

・19人の患者は、重症徐脈(<45bpm)をきたした。脊椎麻酔の前のHFの平均値は、徐脈群で、有意に高かった(P<0.05)。ベースライン心拍数(HRbaseline)と脊麻中の最少心拍数、LF、HFとの相関関係は有意であった(P<0.01)。ROC分析では、脊椎麻酔後に徐脈<45 bpm.を予測する、HFとHRbaselineの感受性と特異性はそれぞれ、65%と74%であった。

・今回の調査から、HFと患者のHRbaselineなど臨床要因が脊椎麻酔中に、重症徐脈を発生しやすい患者を特定できることが分かった。

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