結腸直腸手術で、輸液反応性を予測するための Pleth Variability Index

Pleth Variability Index to Predict Fluid Responsiveness in Colorectal Surgery
Anesthesia & Analgesia vol. 113 no. 5 1058-1063

・大きな腹部手術中の目標指向型輸液治療は、術後罹患率を減らすかもしれない。パルスオキシメータの波形に由来する Pleth Variability Index(PVI)は、多くの外科術式で、輸液反応性を予測できることが示されてきた。本研究では、食道ドップラーによる1回拍出量測定値を指標とした輸液治療を受ける、低リスクの結腸直腸手術患者で、PVIが輸液反応性を予測できるかどうかについて調査した。

・全身麻酔下に結腸直腸切除術を受ける低リスの患者25人を対象とした。食道ドップラーの1回拍出量と手指と耳朶プローベから得たPVIの前値は、(a) 導入と挿管の直後で手術前に、500mlの輸液をボーラス投与(安定状態)、(b) 食道ドップラーで測定した1回拍出量が10%低下した場合に、250mlをボーラス投与(動的状態)、した後の最終測定値と比較された。患者は、1回拍出量が10%以上増加したか否かで、反応群と非反応群に分類された。

・手指のPVI前値は、安定状態と術中の双方で、反応群で有意に高かった。安定状態では、手指と耳朶の双方でPVIには、1回拍出量増加の有意な予測能を有した:手指のROC曲線下面積 0.96(95%信頼区間[CI](0.88-1.00; P=0.011)、耳朶で 0.98(95%CI(0.93-1.00; P=0.008)。術中の動的状態では、手指のPVIが1回拍出量増加を予測した;ROC曲線下面積 0.71(95%CI(0.57-0.85; P=0.006)、しかし、耳朶のPVIは、予測できなかった。

・手指で測定されたPVIは、人工呼吸中の患者では術中に輸液反応性を予測することができるだろう。

[!]:PVIの輸液反応性の予測性能能は耳朶よりも手指の方が優れているのは以前にも読んだ記憶がある。
関連文献:PVIの測定部位が輸液反応性予測能に及ぼす影響

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