大きな非心臓手術前の無酸素閾値予測における6分間歩行テストの妥当性

Validity of the 6 min walk test in prediction of the anaerobic threshold before major non-cardiac surgery
Br. J. Anaesth. First published online: October 5, 2011

・周術期リスク分類のために、心肺運動テスト(CPET)が利用できない場合には、体力を必要とする、実用的ななテストが使えるだろう。本研究の目的は、大きな非心臓手術の待機患者で、無酸素性作業閾値(AT)の下限と上限を区別する上での6分歩行テスト(6WMT)の有用性を評価することであった。

・ 110人の参加者で、CPETからATでの酸素消費量を得て、6MWT中の歩行距離(m)を記録した。ROC曲線下面積分析を使用してAT<11mlO2/kg/min を推定する際に 6MWTの2つの異なる分割値を導出した。ひとつは感度と特異度の最高値の合計を使用し(従来法)、もうひとつは、2:1で感度に重きを置いて採用する方法である。加えて、新しい線形回帰を基にした方法を使用して、ATが(P≧0.75)<11または>11mlO2/kg/min となりそうな6MWT距離のための上限、下限値を得た。

・ROC曲線分析から、曲線下面積が 0.85(95%信頼区間(0.77-0.91) であることが分かった。最適の分割値は、<440m(従来法)と<502m(感度重視法)であった。回帰を基にした6MWT距離の下限値と上限値は、それぞれ、<427と>563mであった。

・6MWTで>563mを歩行できる患者は、通常CPETを必要としない; <427m しか歩けない患者は更なる評価が必要である。『臨床的不確実性』の状況(≧427、しかし≦563m)では、臨床的な危険因子の数と手術の大きさが、意思決定プロセスに組み込まれるべきである。6MWTはCPETが利用できない部門においては、患者を選別し、リスク分類するための有用な臨床ツールである。

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