機能的能力の障害は、大きな待機的腹腔内手術の全死因死亡率と関係がある

Impaired functional capacity is associated with all-cause mortality after major elective intra-abdominal surgery.
Br J Anaesth. 2010 Sep;105(3):297-303. Epub 2010 Jun 23.

・術前の心肺運動テスト(CPET)に関する研究論文は、無酸素性作業閾値(AT)での酸素取り込みの減少と二酸化炭素排出量に対する換気当量(VE/VCO2)の増大が、大手術後の短期-中期生存率の減少と関係していたことを示した。本研究では、腹部非血管大手術後の死亡の危険性が高い患者を特定する際に、これら相対的測定値と、臨床上の危険因子について調べた。

・2004年6月~2009年5月の間に、定時の結腸直腸切除術、根治的腎摘出術、膀胱切除術を受けた55歳超の患者は、術前診察中にCPETを受けた。術後に全死因死亡率に対する関係を評価するために、既知の臨床的危険因子とCPETで得たデータを後ろ向きに分析した。

・847人の患者が手術を受け、そのうちの18人(2.1%)が死亡した。虚血性心疾患(RR 3.1、95%CI 1.3-7.7)の既往歴、VE/VCO2>34(RR 4.6、95%CI 1.4-14.8)、AT≦10.9ml/kg/分(RR 6.8、95%CI 1.6-29.5)は、すべて全死因死亡と90日後死亡率の有意な予測因子であった。AT減少の影響は、心臓危険因子の既往のない患者で最も顕著であった(RR 10.0、95%CI 1.7-61.0)。

・臨床危険因子のみの使用は比較的少数の危険な患者を特定するにすぎないが、リスクの大きな手術を受ける患者に対しては、CPETを使用したATとVE/VCO2の日常的な測定によって、大多数の高リスク患者を正確に特定することができる。

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