マルチモダーダル鎮痛の腹腔鏡下胆嚢摘出術後のデキサメタゾンの術前 vs 術中投与の鎮痛効果

Analgesic effect of preoperative versus intraoperative dexamethasone after laparoscopic cholecystectomy with multimodal analgesia
Korean J Anesthesiol. 2011 Oct;61(4):315-319.

デキサメタゾン2.png・腹腔鏡手術後の苦痛は多因子性であり、いろいろな処置が鎮痛を提供するために提案されてきた。現在ではマルチモーダルな鎮痛が、腹腔鏡術後の疼痛を予防し治療するために推奨されている。術後痛を軽減するのにデキサメタゾンは効果的である。ステロイド投与のタイミングは、重要であるように思われる。本研究では、マルチモーダルな鎮痛で腹腔鏡下胆嚢摘出術中、1時間前の術前静脈内デキサメタゾン投与 vs 術中投与の鎮痛効果を評価した。

・年齢20~65才の患者120人は、3群(各群 n=40)の1群に、無作為に割り当てられた。 N群の患者は、導入1時間前と、胆嚢切除後に生食を投与された。S1群の患者は、導入1時間前にデキサメタゾン8mgを、胆嚢切除後に生食を投与された。 S2群の患者は、導入1時間前に生食を、胆嚢切除後にデキサメタゾン8mgを投与された。

・腹腔鏡下胆嚢摘出術後48時間は、S1群とS2群のVASスコアは、N群よりも低かった。S1群とS2群の間でVASスコアに有意差はなかった。S1群とS2の鎮痛剤使用量は、N群より有意に少なかった。

・導入1時間前、または、術中のデキサメタゾン(8mg)の単回静注投与は、マルチモーダルな鎮痛を伴う腹腔鏡下胆嚢摘出術後の術後痛を軽減するのに効果的であった。術前1時間前 vs 術中の静脈内デキサメタゾン投与の鎮痛効果に有意差はなかった。

[!]:ラパコレは低侵襲だから、あまり先行鎮痛みたいなものも必要がないのかも。もっと侵襲の大きな手術であれば差が出るかも。

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