斜視手術後24時間のPONVに及ぼすパラセタモールの効果:前向き無作為二重盲式試験

The effect of paracetamol on postoperative nausea and vomiting during the first 24h after strabismus surgery: a prospective, randomised, double-blind study
European Journal of Anaesthesiology: December 2011 - Volume 28 - Issue 12 - p 836-841

・斜視手術は小児で最もよくある眼科手術術式で、術後悪心嘔吐(PONV)と有意に関係している。本研究の目的は、斜視手術後の小児で静脈内パラセタモールがPONVに及ぼす効果を評価した。

・斜視手術予定の2~14歳の小児90人を対象とした、大学病院での前向き偽薬対照無作為二重盲式試験である。麻酔導入後、全例に静脈内デキサメタゾン0.1mg/kg が投与された。患者は生食(S群)かパラセタモール15mg/kg (P群)を投与された。 術後から24時間のPONV発生率を主要転帰項目とした。

・86例が研究を完了した。小児の全身的および臨床的特徴は、両群で同様であった。最初の24時間でのPONVは、P群に比較してS群で有意に高かった(悪心については、S群 vs P群でそれぞれ、33 vs 14.6%、P=0.038;嘔吐については、それぞれ、24.4 vs 7.3%、P=0.030)。最初の24時間の鎮痛剤投与回数は、P群と比較してS群の方が多かった(それぞれ、1.31±0.85 vs 0.73±0.6、P=0.001)。術後の鎮痛剤の繰り返し投与は最初の24時間は、群間で有意差があったが(P=0.005)、24~48時間ではなかった。

・静脈内パラセタモールの術中投与は、小児斜視手術後最初の24時間のPONV発生率を低下させる。




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