小児集中治療室でカテーテル関連血流感染に対するエタノール・ロック治療

Ethanol lock therapy for catheter-associated blood stream infections in a pediatric intensive care unit
Pediatric Critical Care Medicine: November 2011 - Volume 12 - Issue 6 - pp e292-e296

・エタノール・ロックは、中心静脈カテーテル感染を予防し、根絶するのに使用されている。本研究では、小児集中治療室(PICU)で中心静脈カテーテル感染症を治療する際の、エタノール・ロックの有効性を報告する。

・2008年1月~2009年12月に、三次小児病院のPICUで、カテーテル関連血流感染の治療として、エタノール・ロックを受けた全患者を対象として、後ろ向きに診療録のレビューを行った。

・研究期間中に、26例のカテーテル関連血流感染がエタノール・ロックで治療された。各カテーテル関連血流感染症は、米国疾病管理予防センター(CDC)の National Healthcare Safety Network(NHSN)2008によって示された基準によって定義された。患者の年齢は77日から20歳に及んだ。血流感染を伴う中心静脈カテーテル26本のうち、24本(92%)は、エタノール・ロックを開始してから48時間以内に採取した血液培養が繰り返し陰性を呈したことから滅菌が証明された。26例の治療的エタノール・ロックのうち13例は単回投与であった。エタノール滞留時間は 4~48時間にわたり、平均17時間であった。26本のカテーテルのうち6本(2例の治療失敗を含む)が抜去されたが、20本(77%)は使用を継続した。

・標準的な抗生物質治療と連携した、70%エタノール溶液を使用した滞留時間4~6時間のエタノール・ロックは、当PICUでは、カテーテル関連血流感染の除菌率92%と効果的で、カテーテルの温存率は77%であった。70%エタノール・ロックの使用は、十分に通用するように見えて、全身的抗生物質投与とともに、カテーテル関連血流感染症を治療し、中心静脈カテーテルを温存するのに役立ちうる比較的安価な薬理学的処置である。

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