重症心不全患者にドブタミン:無作為対照試験の系統的レビューとメタ分析

Dobutamine for patients with severe heart failure: a systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials
Intensive Care Medicine published online 08 December 2011

・ドブタミンは、重症心不全患者のために推奨される;しかし、その死亡率に及ぼす影響については不確実性が存在する。本研究の目的は、ドブタミンが、偽薬や標準的治療と比較して、低い死亡率やさまざまな副次転帰と関係しているかどうかを評価するために文献を批判的にレビューすることであった。

・無作為対照試験を系統的にレビューしメタ分析を行った。PubMed、EMBASE、Cochrane Central Trials Registry、 metaRegister of Controlled Trials や検索記事の参考文献をさらに検索した。ヒト、重症心不全のある成人患者において、ドブタミンを偽薬あるいは標準的治療を比較した無作為試験で、関心時の少なくとも 1 つの転帰結果を報告していれば含めた。試験の妥当性、方法論的手順、臨床転帰に関連したデータを抽出して、メタ分析を実施した。

・673例の被験者を伴う、14研究が包含基準を満たし含まれた;13研究は死亡率を報告していた。異質性は非常に少なかった(I2=4.5%)。標準治療や偽薬と比較して、ドブタミンで治療された重症心不全のある患者の死亡率の推定オッズ比は1.47(95% 信頼区間 0.98-2.21、p=0.06)であった。

・本メタ分析では、ドブタミンが心不全患者死亡率の改善とは関連していないことが示され、通常の統計的有意性を有するレベルには至らなかったものの、ドブタミンの使用は死亡率の増加と関連していることが示唆される。重症心不全治療におけるドブタミンの役割を明らかにする更なる調査を最優先とするべきである。

[!]:ドブタミンはドクダミンか!? 疲弊した心臓をたたいて一時しのぎにはなっても、長期的には寿命を縮めることになるのか!?

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