軟性気管支鏡のためのレミフェンタニルとデキスメデトミジンの無作為二重盲式研究

Randomized double-blind study of remifentanil and dexmedetomidine for flexible bronchoscopy
Br. J. Anaesth. First published online: December 15, 2011

・軟性気管支鏡検査中の鎮静に際しレミフェンタニルとデクスメデトミジン(呼吸抑制のない鎮静鎮痛薬)の安全性プロフィールと有効性を調査した。

・待機的軟性気管支鏡検査を受ける72人の患者を、プロポ フォール-レミフェンタニル群(PR群、n=36)か、プロポフォール-デクスメデトミジン群(PD群、n=36)に無作為に割り当てた。一次転帰は、酸素飽和度低下の頻度であった。血行動態変数、副作用、口腔内吸引の必要度、咳スコア、患者と気管支鏡検査者の満足度スコア、鎮静度、回復時間もまた比較した。

・酸素飽和度低下の発生率は、PR群よりもPD群の方が有意に低かった(P=0.01)。経時的な鎮静度、酸素飽和度、平均動脈圧、心拍数、咳スコア、患者満足度スコアに群間に有意差はなかった(P>0.05)。しかし、咳スコア、気管支鏡検査者の満足度スコアはPD群で低かった(P<0.01)。さらに、PD群では、頻回の局所表面麻酔が必要で(P<0.01)、回復時間が有意に長かった(P=0.00)。しかし、PD群の方が口腔内吸引の必要となる回数が少なかった(P=0.03)。

・軟性気管支鏡検査中に、デクスメデトミジンはレミフェンタニルよりも酸素飽和度の低下の発生率が少なく、口腔内吸引の必要性が少なかった。しかし、デキスメデトミジンは回復時間が長く、気管支鏡検査者の満足度スコアが低いことと関係していた。

[!]:呼吸抑制のある薬物と呼吸抑制のない薬物では、気管支鏡検査を行う立場からすれば、呼吸抑制のある薬物の方が検査がしやすいというのは理解できる。

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