筋弛緩の消褪を記述する早期と後期パラメータが高度に相関する

Early and late parameters describing the offset of neuromuscular blockade are highly intercorrelated
Acta Anaesthesiologica Scandinavica Article first published online: 12 DEC 2011

・筋弛緩薬は、その作用持続時間ということとなると、個人間のばらつきが広いことが常に示されてきた。このことが臨床医がどの患者にも筋弛緩の動向を予想することを妨げている。本研究では、我々は麻痺の発現と消褪を記述するのに使用される異なる時間経過パラメータ間に存在する関係の性質を評価しようとした。

・ASA-?-?の60人の麻酔患者は無作為に、当力価用量(2×ED95)のロクロニウム、ミヴァクリウム、アトラクリクムのいずれかを投与された。加速度感知型筋弛緩モニターを使用して神経筋伝達をモニターした。以下の時間間隔の測定値間の関係を記述した:効果発現、第1の反応(T1)再出現、T1が前値の25%、TOF=0.25、TOF=0.75。Pearson 相関係数を算出した。

・効果発現と、効果消褪を記述するのに使用されたいずれのパラメータの間にも有意な関係は見いだせなかった。一方、調査した各筋弛緩薬の消褪を記述するのに使用したすべてのパラメータ間に強い、非常に有意な線形関係を認めた(相関係数は0.850~0.992にわたる)。

・我々は単回の筋弛緩薬を静注投与した後の自然回復を記述する4つの経時消褪パラメータ間に強い線形関係があることを証明した。このような関係は、定量的な神経筋伝達モニタリング、つまり患者の回復を個別に予想できる見通し~に関して、新しい臨床的展望の新たな道を開くものである。

[!]:「T1再出現の早い患者では、TOF=0.75 で見た作用持続時間も短いぞ!」ということ。当たり前の話だと思うが、これまでエビデンスとしてはなかったということかな。

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