近赤外分光法による脳と体性(腎)酸素飽和度は、静脈内オキシメトリ経由の持続静脈酸素飽和度と相関する

Near-infrared spectroscopy cerebral and somatic (renal) oxygen saturation correlation to continuous venous oxygen saturation via intravenous oximetry
Journal of Clinical Care published online 15 December 2011.

・近赤外分光法(NIRS)とオキシメトリ・カテーテルを介した持続中心静脈酸素飽和度(ScvO2)は、小児心臓手術術後に酸素運搬の適切性を推定するのに利用できる2つの方法である。近赤外分光法は局所組織酸素化を測定し、小児心臓手術患者に日常的に使用されている。侵襲的なカテーテルが必要ないので、NIRSの方が、混合静脈酸素飽和度(SvO2)モニタリングよりも有利である。全身的な組織酸素化の代わりとなる指標は中心静脈酸素飽和度(ScvO2)である。最近開発された小児用のオキシメトリ・カテーテル(PediaSat;エドワーズ・ライフサイエンス、アーバイン、カリフォルニア州、米国) は、中心静脈カテーテルとして機能し、SvO2の許容代替値である連続 ScvO2 値を表示できる。これまでのところ、NIRS と ScvO2 の相関性については定量化が行われていない。本研究の目的は、NIRS と ScvO2 測定値との間の二変量相関の強さを調査することであった。

・心臓手術を受ける20人の小児患者は、PediaSatカテーテルを、その先端が上大静脈に位置するように留置、NIRSセンサー(脳と腎臓)はいつものプロトコルにしたがって手術室で設置された。NIRS-脳(NIRS-C)、NIRS-腎、ScvO2測定値は術後48時間まで患者ごとに記録された。

・累積で合計630時間のデータが収集された。NIRS-腎 vs ScvO2、NIRS-C vs ScvO2 測定値のスピアマン相関係数は、それぞれ、 r =0.38(P=0.09) と r=0.58(P<0.008)であった。

・心臓手術を受ける小児のこの小さな集団では、ScvO2 カテーテルと NIRS-C 値との間には、中等度ではあるが、統計的には有意な相関があった。心拍出量をモニタリングする、どのオキシメトリの手法が、これらの患者の術後管理にもっとも役立つのか判断するためには、更なる研究が必要である。

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