ファーストトラックの股関節と膝関節形成術後のせん妄

Delirium after fast-track hip and knee arthroplasty
Br. J. Anaesth. First published online: January 24, 2012

・術後せん妄(PD)は、高齢者の大きな手術後の深刻な合併症である。PD は明確に定義され、注意力の低下と見当識障害によって特徴づけられる。周術期ケアをいろいろな方法で最適化すること(ファーストトラック手順)によって、回復を促し、在院期間と合併症を減少させることができる。ファーストトラック手術では、PD に関するデータは知られていない。本研究の目的は、予想在院期間(LOS)<3日のファーストトラック股関節(THA)と膝関節形成術(TKA)後の PD の発生頻度を評価することであった。

・術後認知機能障害を評価する前向き多施設研究で、255人の認知症のない患者で THA あるいは TKA をファーストトラック手順で受ける平均年齢 70 歳の患者を対象とした。麻酔と術後疼痛管理は、オピオイドの使用を制限して標準化された。看護スタッフは医療従事者とのやり取り中に評価される PD の症候を見つけるように訓練された。患者は術後 1~2 週間に経過追跡のために招かれた。

・経過追跡は術後平均 12日の時点で、 患者 220人で行われたが、5人は電話での追跡調査であった。平均 LOS は 2.6日(範囲 1-8日)であった。22人の患者は全身麻酔を、残りは脊椎麻酔を受けた。PD を発症した患者はいなかった(95%信頼区間 0.0-1.6%)。

・いろいろな方法でオピオイドを節約する鎮痛法を使用したファーストトラック手順では、高齢者の待機的 THA と TKA 後に PD が認めれらないことと関係していた。

[!]:平均在院日数 2.6 日とはすごいな~。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック