ICU入室後の 2 年死亡率予測における 2 種類の予後スコア・システムによる医師予測の比較

Comparison of physician prediction with 2 prognostic scoring systems in predicting 2-year mortality after intensive care admission: A linked-data cohort study
Journal of Clinical Care published online 16 February 2012.

・重症疾患のエピソードを生き延びた患者は、退院後も有意に高い死亡率を呈し続ける。本研究では、医師の 2 年死亡率予測の正確性を評価し、2種類の客観的予測モデルでそれを比較した。

・医師の 2 年予測の感度(2年以内に死亡した患者群で死亡予測の可能性)と特異度(少なくとも 2年生存した患者群で生存予測の可能性)を 2 種類の客観的予後予測モデル、APACHEⅡと PREDICT (Predicted Risk Existing Disease Intensive Care Therapy )で比較した。

・医師の 2 年死亡率予測は ICU 入室となった患者 2497例(94.8%)で入手できた。特異度は高かった(85.2%;95% 信頼区間[CI]、83.7-86.4)が、感度(65.0%; 95% CI, 61.1-68.8)と陽性適中率(57.4%; 95% CI, 53.6-61.2)は相対的に低く、2年死亡率を過度に悲観的に予測していることが示唆された。年齢、Charlson 合併症指数、APACHEスコアは不正確な医師の予測の独立した予測因子であった。医師予測の診断上のオッズ比は APACHE と PREDICT で少なくとも同程度であり、 2年の経過追跡時点での死亡率について、共に非常に良好な識別能を有していた。

・医師は、重症患者の 2年死亡率を過剰に予測する傾向があるが、2種類の客観的予後予測モデルに関しては正確さは同程度であった。

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