全膝関節置換術中のタニケット解除後の血圧変化と術前自律神経機能の関係

Relation between preoperative autonomic function and blood pressure change after tourniquet deflation during total knee replacement arthroplasty
Korean J Anesthesiol. 2012 Feb;62(2):154-160.

・四肢に無血の手術野やを提供するためにタニケットが使用される。タニケットの解除後には、血管拡張と出血のために低血圧が起こるのよくあることである。血行動態の安定性は自律神経系(ANS)によって調節されている。心拍動揺性(HRV)は、全身麻酔中の血行動態不安定性のリスクのある患者を特定するのに感受性の高い方法である。本研究の目的は、タニケット解除後の低血圧を予測するために ANS 機能を調査することであった。

・全膝関節置換術(TKRA)を受ける 86 人の患者を研究した。HRV、収縮期血圧変動(SBPV)と、圧受容体反射感受性(BRS)を分析した。タニケット解除後の最低収縮期血圧(SBP)か、平均血圧(MBP)にしたがって、2群に割り当てた(H群:SBP<80 mmHg または MBP<60 mmHg; S群;SBP>80 mmHg かつ MBP>60 mmHg)。

・15 人の患者は重症の低血圧を生じ、10人はエフェドリンで治療された。HRV、SBPV、BRS のうち、BRSSEQだけが、H群で有意に低かった。BRS と 高周波 SBPV は タニケット解除後の MBPの変化度と相関した;。

・術前の BRS 低値は、タニケット解除後の低血圧と関係しており、術中の血行動態の安定性には圧受容体反射制御の重要性が示唆された。

[!]:起立性低血圧を起こしやすい人は、自律神経系の圧受容体反射機能が低下しているので、タニケット解除後にも同様に低血圧が重症になりやすいということかな。

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