出血性ショックを診断する新しいパラメータ:内頚指数

A new parameter for the diagnosis of hemorrhagic shock: Jugular index
Journal of Clinical Care published online 02 March 2012.

・本研究の目的は、出血性ショック時に内頸静脈 (IJV) の直径と面積に有意な変化があるかどうかを調べることであった。

・血液を供与する健康ボランティアが研究に含まれた。動脈圧(AP)、脈拍数、吸気と呼気の IJV の前後径、横径、面積測定を 供血 450ml の前後でボランティアに実施した。

・合計 35 人のボランティアが対象となった。IJV の供血前の吸気と呼気の AP 径は、4.9±2.2 と 7.9±3.1mm であり、供血後は 2.7± 1.6 と 6.6±3.1mm であった(それぞれ、P<0.001 と P=0.007)。内頚指数-AP は出血前が 36%±15%、出血後が 58%±17% であった(P<0.001)。吸気と呼気の内頚静脈面積は、出血前で、0.40± 0.28 と 0.81±0.51 cm2、出血後で、0.14±0.15 と 0.61±0.47 cm2 であった(ともに、P<0.001)。内頚指数-面積は、出血前が47%±18%、出血後が 73%±18% であった(P<0.001)。

・IJV の計測と内頚指数はクラス1の出血性ショックの信頼できる指標であると確信する。臨床診療で、外傷に対して腹部に重点を置いたエコーの一部として使用できる可能性がある。

[!]:%で表現されている指数は、おそらく「(呼気時値-吸気時値)÷吸気時値」で計算された値で、呼吸性変動の大きさを表したものだ。呼吸性変動が大きければ出血の程度が大きいことを数値化したものだ。

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