開腹術後疼痛管理に硬膜外、iv-PCA、持続創部浸潤を比較した費用効果分析

Cost-effectiveness analysis comparing epidural, patient-controlled intravenous morphine, and continuous wound infiltration for postoperative pain management after open abdominal surgery
Br. J. Anaesth. (2012) published online: March 30, 2012

・持続創部浸潤(CWI)、静脈内患者管理鎮痛(iv-PCA)、硬膜外鎮痛(EDA)は開腹術後の鎮痛法としてよく使用される手法である。本研究の目的はこれら手法の費用効果を評価することであった。

・臨床試験と 85 人の患者集団からなる前向き観察コホートから取得した値を含めて決定分析モデルを開発した。有効性の基準は安静時の疼痛(24時間の時点での VAS≦30/100mm)に基づいた。医療資源使用量とコストは臨床記録測定値と公表されたデータから評価した。 確率感度分析(PSA)が実施された。

・消費資源をすべて考慮すると、iv-PCA(7273ユーロ)、EDA(7500ユーロ)に比べて、CWI 群(6460ユーロ)が経済的には有利であった。術後疼痛管理が良好にできた患者割合は、CWI、iv-PCA、EDA で、それぞれ 77.4%、53.9%、72.9% であり、CWI が経済的にも臨床的にも有利であることが示された。PSA の報告でも依然として、CWI が EDA に比べて症例の 70.4% で、PCA と比較した場合には、症例の 59.2% で費用節約になるとした。

・開腹術後の疼痛管理に CWI を使用する場合の器具に関連した費用はある程度医療資源消費の減少によって相殺される。費用対効果分析では、iv-PCA との比較では、CWI が術後疼痛管理に有利な(つまり、低費用で効果が高い)治療法であることが示唆される。EDA と比較した場合には、CWI はほとんど効果が同等で、低費用である。この経済性評価は、臨床医が大きな腹部術後の疼痛管理のアルゴリズムを設計するのに有用かもしれない。

[!]:硬膜外ってそんなにコスト高なのかな~?

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