婦人科腹腔鏡手術後の患者で、術後のフェンタニル持続静注は、起立不耐症と離床遅延の頻度増加と関係
Postoperative continuous intravenous infusion of fentanyl is associated with the development of orthostatic intolerance and delayed ambulation in patients after gynecologic laparoscopic surgery
Journal of Anesthesia published online 21 April 2012
・術後の迅速な機能的回復にとって早期離床は不可欠である。しかしながら、起立不耐症があると回復が遅れ、失神を引き起こして、転倒などの深刻な合併症をきたす可能性がある。オピオイドは血圧を低下させて、それに関連して脳血流や酸素化が低下するために起立不耐症の一因となる可能性がある。本研究では、婦人科腹腔鏡手術後の患者で、術後のフェンタニル持続静注が起立不耐症と離床遅延に及ぼす影響を分析することを目的とした。
・本後ろ向きコホート研究では、婦人科腹腔鏡手術を受けた連続 195 例の患者から得たデータを分析して、術後フェンタニル持続静注と、起立不耐症・離床遅延の発生頻度との関係について評価した。主要転帰は、術後第 1 病日に歩行できないと定義した「離床遅延」であった。副次転帰は起立不耐症と定義し、耳鳴り、嘔気嘔吐、熱感、目がかすむ、結果として生じる失神を含む、歩行チャレンジに関連した症状であった。多変量ロジスティック回帰を使用して、離床遅延と起立不耐症の独立予測因子を決定した。
・起立不耐症の記載された症例が 24 例有り、 5 例は離床が遅れた。多変量ロジスティック回帰モデル作成後、術後のフェンタニル持続静注は、起立不耐症 [調整オッズ比(95 % 信頼区間), 34.78(11.12-131.72)]と離床遅延[調整オッズ比(95 % 信頼区間), 8.37(1.23-72.15)]の両方に有意に関係していることが分かった。
・婦人科腹腔鏡手術後の患者で、術後のフェンタニル持続静注は、起立不耐症と離床遅延の頻度増加と関係している。
[!]:やはり全身投与よりも、局所投与で長時間作用する局所麻酔薬が優れているんだろうな。
Journal of Anesthesia published online 21 April 2012
・術後の迅速な機能的回復にとって早期離床は不可欠である。しかしながら、起立不耐症があると回復が遅れ、失神を引き起こして、転倒などの深刻な合併症をきたす可能性がある。オピオイドは血圧を低下させて、それに関連して脳血流や酸素化が低下するために起立不耐症の一因となる可能性がある。本研究では、婦人科腹腔鏡手術後の患者で、術後のフェンタニル持続静注が起立不耐症と離床遅延に及ぼす影響を分析することを目的とした。
・本後ろ向きコホート研究では、婦人科腹腔鏡手術を受けた連続 195 例の患者から得たデータを分析して、術後フェンタニル持続静注と、起立不耐症・離床遅延の発生頻度との関係について評価した。主要転帰は、術後第 1 病日に歩行できないと定義した「離床遅延」であった。副次転帰は起立不耐症と定義し、耳鳴り、嘔気嘔吐、熱感、目がかすむ、結果として生じる失神を含む、歩行チャレンジに関連した症状であった。多変量ロジスティック回帰を使用して、離床遅延と起立不耐症の独立予測因子を決定した。
・起立不耐症の記載された症例が 24 例有り、 5 例は離床が遅れた。多変量ロジスティック回帰モデル作成後、術後のフェンタニル持続静注は、起立不耐症 [調整オッズ比(95 % 信頼区間), 34.78(11.12-131.72)]と離床遅延[調整オッズ比(95 % 信頼区間), 8.37(1.23-72.15)]の両方に有意に関係していることが分かった。
・婦人科腹腔鏡手術後の患者で、術後のフェンタニル持続静注は、起立不耐症と離床遅延の頻度増加と関係している。
[!]:やはり全身投与よりも、局所投与で長時間作用する局所麻酔薬が優れているんだろうな。
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