知らなきゃ損!(Part 2)超簡単、 ラリンジアルマスクの最適カフ圧設定法(おいおい)

 気管チューブのカフをやや多めにインフレートして、「プランジが押し返されるのをしばらく待つ」と、カフ内圧と、プランジとシリンジの摩擦抵抗とが釣り合うところでプランジが止まることは前回の記事で述べた。

 実は、この圧は、シリンジのサイズによって大きく異なる。頭の中だけで考えると、大きなシリンジほど高い圧でバランスが取れそうなのだが、実際に 各種サイズのシリンジを使用してやって見ると、なんと、大きなシリンジの方が圧が低くなる。最終的なバランスが取れる圧は、

 5mL シリンジ(45~60 cmH2O)
> 10mL シリンジ(25~35 cmH2O)
> 20mL シリンジ(20~25 cmH2O)
> 30mL シリンジ(15~20 cmH2O)
> 50mL シリンジ(10~15 cmH2O)

となる。これは、例によってテルモ社製のシリンジの場合である。他社製のシリンジの場合は、各自検証してみていただきたい。

 それでは、タイトルに返って! もう、お分かりですね。ラリンジアルマスクの場合は、カフ内圧計がなければ、カフを少し多めに入れておいて、5 ml シリンジを付けて、自然に押し戻されるところまで、返ってくるのを待てばよいのです。

 もちろん、5ml 以上返ってくるようであれば、5ml シリンジをいったん外して、シリンジ内のエアをすべて押し出してしまってから、もう一度接続します。プランジが動かなくなるまで、これを繰り返します。

 ラリンジアルマスクのカフ圧設定の新しい方法=「5mL シリンジ法」と名付けましょう。

 さあ、これで明日からは、あなたはカフ圧計がなくても、シリンジさえあれば、気管チューブもラリンジアルマスクも適正圧に設定できますよ!

《 復 習 》

 気管チューブの場合: 10mL シリンジ法

 ラリンジアルマスクの場合: 5mL シリンジ法

お試しあれ!


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