■臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題■ 2012-05-28




【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (__________s) : 予防

(2) (p___) (c______) : 疼痛管理

(3) (i___________) : 吹送

(4) (l_____) (s_____) (a_________) : 腰部脊髄くも膜下麻酔

(5) (s_________) (u___) : 排除装置


[解答]
(1)prophylaxis(2)pain control
(3)insufflation(4)lumbar spinal anesthesia
(5)scavenging unit


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(小児) 小児の麻酔について正しいのはどれか?

ア:1歳以上の小児の循環血液量は50ml/kgである。

イ;小児は胸壁コンプライアンスが低い。

ウ:小児の体重あたりの全肺気量は成人に比べて少ない。

エ:体血管抵抗の低下は右左シャントを減少させる。

オ:小児は呼吸数が多く代謝率が高い。


[解説] ア:×:新生児の循環血液量は90ml/kg、乳児の循環血液量は80ml/kg、1歳以上の小児では70ml/kgである。
イ:×;小児の肋骨は水平に走行し、肋骨・肋軟骨はしなやかで、胸壁コンプライアンスは高い。
ウ:○:小児の体重あたりの全肺気量は成人に比べて少ない。
エ:×:体血管抵抗の低下→左心系の圧低下→右左シャントを増加させる。
オ:○:小児は呼吸数が多く代謝率が高い。小児は成人に比べて相対的に体表面積が広く、体温を保持するためには、成人よりも多くのエネルギー代謝を必要とする。新生児の呼吸数は成人の2~3倍である。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p396-404



【問題3】(代謝) 糖尿病について正しいのはどれか?

ア:�型糖尿病は、運動量の少ない肥満した青年や若年成人にもよく見られる。

イ:コルチゾールはインスリンには拮抗しない。

ウ:�型糖尿病は、インスリン値が正常または高値であっても血糖値が上昇する。

エ:成長ホルモンはインスリン拮抗性ホルモンである。

オ:顕著な高血糖を示す患者では血糖降下速度は100mg/h以下とするべきである。


[解説] ア:○:�型糖尿病は、50歳以上の高齢の成人に見られることが多いが、運動量の少ない肥満した青年や若年成人にもよく見られる。
イ:×:アドレナリン、コルチゾール、成長ホルモン、グルカゴンはインスリン拮抗性ホルモンである。
ウ:○:�型糖尿病は、インスリン受容体に異常があるため、インスリン値が正常または高値であっても血糖値が上昇する。
エ:○:成長ホルモンはインスリン拮抗性ホルモンである。
オ:○:顕著な高血糖を示す患者では血糖降下速度は100mg/h以下とするべきである。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p345-350




【問題4】(外傷・出血・感染) 鈍的胸部外傷で開胸手術の適応でないのは?
1) 重症の気胸~気管支断裂?
3) 時間出血量>250ml
5) 多量の気管内出血~肺破裂?
2) 総出血量>2000ml
4) flail chest


[解説] 鈍的胸部外傷においてとくに止血が問題となるのは、血胸、大血管損傷である。血胸はまず持続胸腔ドレナージによる治療が優先するが、総出血量が2000mlを越える場合や、時間出血量250ml以上が続き、止血が得られない場合は、開胸術に踏みきる必要がある。また、重症の気胸と多量の気管内出血を合併し、肺破裂や気管支断裂が疑われる場合には、自然止血が得がたく、気管内出血による呼吸不全が進行する場合が多いの、より早期に開胸術に踏み切るべきであろう。flail chestのみでは開胸術の適当とはならない。


[正解] 4 [出典] 救急医学増刊「外傷」P20

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