「初心忘るべからず」でした。これからも頑張ります。ありがとう。

 何が起こったのがよく分かりませんが、思わずすごくたくさんのアクセスがありました。「ガッツ」気持ち玉もたくさんいただきました。

 「TEE Fan」様、「自省と研鑽を促すための麻酔科医ノート」...のブログ管理者様、「まるまる」様、暖かい支援のコメントをありがとうございました。

 私は、麻酔科医を志した頃、他の診療科の医師たちが、「やはり、患者さんから感謝されるのが、いちばん遣り甲斐があることだね。」などと話しているの聞いて、「麻酔科医は、ほとんど患者さんから感謝されることなんてないけど、みんな頑張って日々、患者さんの命と向き合ってる。強い意志と堅い信念を持ち合わせないと、なかなか続けていけない。だから、麻酔科医はすごい。僕もそんな医師になりたい。」と思ったものでした。

 近年は、「麻酔管理料」の診療報酬のために、術後診察が義務化されたので、術後の患者さんを訪問することが多くなり、行くと患者さんはみんな一様に、「お世話になりました。」と言ってくれる。・・・・次第に、感謝されるのが当たり前になってしまっていました。

 麻酔科医の仕事内容は、なかなか患者さんには分かってもらえない。通常、「経験がある。」という場合、「○○は、あ~だった、こ~だった。これが良かったよ。」とかその内容についていろいろと語れるものだけど、こと「全身麻酔」については、「全身麻酔の経験のある」患者さんから聞く体験内容は、「何も分からなかった。」である。

 内科系の医師はその診療内容のほとんどを、患者さんの目の前で行い、外科医たちは患者さんの体にその証拠を残す。しかし、麻酔科医は、患者さんの体には、何の証拠も残さずに、その診療行為を終える。そして、その記憶さえも残さない。

 そういう意味で、麻酔科医の仕事って言うのは、かなりインフラな仕事だ。あって当たり前だが、なければ困る。電気、水道、ガス、インターネット・・・と同じだ。それらに従事する人々、バスやタクシーの運転手さん、旅客機のパイロット、みんなすこく大事な仕事をしている。

 でも、それら職業に従事する人々のほとんどは、いつも明示的に感謝されながら、自分の仕事を遂行しているわけではない。逆に、医師の仕事の方こそ、まれな存在だ。いつも患者さんから感謝されている。

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 このブログも、「インフラ」な麻酔科医の「インフラの一端」になれるよう、これからも頑張って続けて行きたいと思います。

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この記事へのコメント

ALL
2012年07月06日 23:16
麻酔は医療界のインフラ。
とても良い例えですね。後輩や研修医と話すとき麻酔科の実態やその魅力をどう表現しようといつも歯がゆい思いをしております。
外科と違ってクリアカットではないし、内科のように皆がイメージしやすいものでもありませんからね。
私もインフラの一端を担えるように日々精進していきたいと思います。
SRHAD-KNIGHT
2012年07月07日 14:01
ALL さん、元気になれるコメントをありがとうございました。

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