覚醒下ファイバー挿管中の鎮静に デキスメデトミジン vs レミフェンタニル

Dexmedetomidine versus Remifentanil for Sedation during Awake Fiberoptic Intubation
Anesthesiology Research and PracticeVolume 2012 (2012), Article ID 753107, 7 pages

・本研究では、覚醒下ファイバー挿管(AFOI)の際の麻酔薬として、レミフェンタニルとデキスメデトミジンを比較した。

・ASA-Ⅰ~Ⅲの成人患者 34人を対象として、AFOI(経鼻と経口)中の鎮静に、レミフェンタニル(REM)か、デキスメデトミジン(DEX)を投与する二重盲式無作為予備研究である。30 人の患者は研究を完了して、ミダゾラム 2mg IV と局所麻酔を受けた。REM 群では、初期負荷用量 0.75mcg/kg、引き続き 0.075mcg/kg/min で注入投与された。DEX 群では、初期負荷用量 0.4mcg/kg、引き続き 0.7mcg/kg/hr で注入された。鎮静までの時間、挿管試技数、ラムゼー鎮静スケール(RSS)スコア、BIS、記憶想起を記録した

・30 人全患者で、AFOI(22 例は経口、8 例は経鼻)で挿管に成功した。 AFOI による初回試技での成功率は、DEX 群よりも REM 群で(それぞれ、38% と 72%)高かった(p=0.0 2)。REM 群に比較して、DEX 群は、RSS≧3 を達成するのに、そして BIS<80 となるのに長い時間がかかった。初期負荷量投与後の言語的記憶は、DEX 群の方が、乏しかった。

・デキスメデトミジンは AFOI を受ける患者にとって有用な補助薬であるように思われるが、用量と時間に依存する。AFOI の際のデキスメデトミジンの使用についての更なる研究がなされるべきである。

<関連文献>

1.前投薬なしの覚醒下ファイバー挿管をレミフェンタニル単剤で補助する

2.頚椎手術患者で、覚醒下ファイバー経鼻挿管に必要なレミフェンタニルの最適な効果部位濃度

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