外来婦人科手術後の PONV に及ぼす昌質液 vs 低分子膠質溶液の効果

The effect of crystalloid versus Low molecular weight colloid solution on post-operative nausea and vomiting after ambulatory gynecological surgery - a prospective randomized trial
BMC Anesthesiology Published: 31 July 2012

・静脈内補液は、国際的なガイドラインにおいて患者の術後症候、特に嘔気嘔吐を改善するために推奨されている。最適な輸液組成は確立されていない。本前向き無作為化盲式研究では、外来婦人科腹腔鏡手術を受ける健康ボランティアで、晶質溶液に比較して、等量の膠質液(ヒドロキシエチル澱粉130/0.4)の投与が術後の嘔気嘔吐を減少させるかどうか確定するよう企図された。

・120 人のボランティアは、術中に静脈内に膠質液(N=60)か、昌質液(N=60)を投与されるよう無作為化された。投与輸液量は、絶食 1 時間当たり 1.5 ml./kg で計算された。術後の嘔気、嘔吐、制吐剤、眩暈、咽頭痛、頭痛、一般的健康状態について、術後 30分、2、24、48 時間の時点で評価された。肺機能検査を、一部の患者群で実施した。

・2 時間の時点で、膠質液群では嘔気のあった患者の割合(38.2% vs 17.9%、p=0.03)と、平均悪心スコア(1.49 ± 0.3 vs 0.68±0.2、 p=0.028)が増加した。研究期間中の全体的な嘔気の発生頻度に、群間差はなかった。嘔吐と制吐剤の使用頻度は低く、群間差がなかった。咽頭痛、眩暈、頭痛、一般的健康状態に群間差はなった。術後の FVC、FEV-1、PEFR に関しては、両群で同様の低下が観察された。

・術中の膠質液投与は、術後早期の悪心の発生頻度を増加させ、婦人科腹腔鏡手術後の症状コントロールのために、昌質液に勝る利点は何らない。

[!]:そうか、膠質液はむしろ良くないのか。では、昌質液 vs マンニトールなどの高張液で脳内水分を低下させて比較してみてはどうだろうか。

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